問い合わせの返事、AIに頼む? 定型文で済ませる?
「土曜の17時に、2人で伺いたいです。予約できますか?」
営業時間ならすぐ答えられる。でも、予約を受けられるかは確認が必要。そんな問い合わせを、丸ごとAIに渡してよいのでしょうか。
まず、分かっている案内と、人が決めることを分けます。次は架空のお店を使った説明例です。実際の問い合わせや、AIで試した結果ではありません。
1.営業時間と、予約できるかは別の話
手元の案内にあるのは「土曜は10時から18時まで営業」の1行だけ、とします。17時は営業時間内ですが、2人の予約が取れるとは書かれていません。
この1通を分けると、こうなります。
- 1.問い合わせが来る
土曜17時に2人。予約できますか?
- 2.AIが下書き
分かっていること:土曜は10時から18時まで営業。
この情報だけで整え、予約可否は[要確認]のまま。
- 3.人が予約可否を確認
まだ分からないこと:17時に2人の予約を受けられるか。
営業時間内=予約可能ではありません。
- 4.人が送信
確認した答えを追記し、内容を確かめてから送る。
未確認なら送らない。
丁寧な文章にする前に、ここを分けます。営業時間内だから予約も大丈夫、と埋めないことが大切です。
2.決まった案内だけなら、定型文で十分
「土曜は何時までですか?」だけなら、「土曜は10時から18時まで営業しています」という文を手元に置いておけば答えられます。毎回AIに依頼し直す必要はありません。
営業時間が変わったら、その文も直します。同じ案内を繰り返す仕事では、まず使い回せる短い文がないか探してみてください。
3.文章を整える部分だけ、下書きを頼む
複数の質問を順番にまとめたり、書き出しを考えたりするのが負担なら、そこがAIを試す候補です。ただし、AIに頼んでも予約の可否は決まりません。
この架空例を試すなら、依頼は次のようにします。
返信の下書きを作ってください。
店の案内:土曜は10時から18時まで営業。
問い合わせ:土曜17時に2人で伺いたい。予約できますか?
案内にない事実や約束を足さず、答えられない部分は[要確認]と残してください。送信はしません。
どこを残したいか、編集した見本で示すと、こうです。
土曜は10時から18時まで営業しています。
[17時・2名の予約可否:担当に確認してから追記]
これはAIの生出力ではなく、確認箇所を示す見本です。実際のAIがこのとおり返す保証はありません。[要確認]がある文をそのままお客さんへ送らず、答えが確かめられてから完成させます。
4.速さより、直す手間まで見て決める
AIの下書きに「ご予約を承りました」と入っていたら、この材料だけでは根拠がありません。送らずに直します。
見るのは、案内と違う内容がないか、分からないことを確定させていないか。そして、頼む・読む・直すまで含めて、自分で書くより負担が減るかです。確認が増えるなら、定型文へ戻して構いません。
最初は上の架空例のままで十分です。実際のお客さんの名前や問い合わせ原文を入れる前に、その情報を使ってよいかと、使う道具の条件を確認してください。
今日は、よくある質問を1つ思い浮かべて「そのまま答えられる案内」と「人に確かめること」を分けてみてください。両方が分かれば、AIに頼む範囲も決めやすくなります。
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